7月25日~26日に、SSゼミナールJr.の企画で新見・高梁エリアの地学巡検を行いました。中学生14名と高校生10名が2日連続の研修に参加しました。
7月25日午前中は、事前学習として二人の専門家から講義を受けました。福井県立恐竜博物館の湯川弘一先生は、岩石や化石の基本的な内容や恐竜博物館について、倉敷芸術科学大学の加藤敬史先生は、げっ歯類の化石の研究について講義をしてくださいました。その後、学校や新見、高梁の地質を調べたり、翌日の研修で学びたいことを考えたりしました。
26日は、まず新見市の井倉洞へ行き、2グループに分かれて、それぞれ説明を聞きながら鍾乳洞内を歩きました。とても涼しく気持ちよく、説明の中で、洞窟真珠が印象的でした。 昼食後は河川の水質について学び、石灰岩地帯を流れる河川はカルシウム濃度が高くなることを教えて頂きました。その後、笹畝坑道は工事中のため外から落ちいている岩石を確認し、べんがら館で坑道で採掘していた石からべんがらという染料を作っていた行程を学びました。そして、成羽町の羽根という場所で、フズリナがたくさん含まれている石灰岩をハンマーで叩いて採取しました。
最後に、成羽美術館で成羽から植物化石が多く発見されていること、世界的に珍しい場所であることを学びました。展示が分かりやすいように工夫されており、先生方が展示されている石の中に、魚?の化石があることを再発見し、大興奮でした。
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