今日は植生の垂直分布を調べるために、標高350mの照葉樹林と標高1190mの針葉樹林(屋久杉林)の2地点で、高木・低木・法面の調査区を設けて、それぞれの植物を調べました。高木では常緑・落葉 ・針葉、低木では木本・草本・シダ・コケ・地衣類などのカテゴリーも記録し、個体数や被度などを数値化し、違いを把握しました。
屋久杉の森ヤクスギランドでは、屋久杉はもちろん、伐採後の土埋木や着生植物、コケやシダ植物なども観察しました。また、屋久杉の密度や樹高、直径なども調べました。斜面の中、区画を作り、樹高の計測が大変でしたが、頑張りました。 倒木更新を考えるためにスギ実生がどのような環境に育つのか、倒木の照度や硬さなども調べました。
最後に、紀元杉を間近に見て、その大きさに驚くと同時に、多くの着生植物が育っており、森の多様性に圧倒されました。 一日中、いい天気で気持ちの良いトレッキングでした。
夜は倉敷芸術科学大学の加藤先生から屋久島の地質や成り立ち、地形などについて講義していただきました。
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