7月16日、近畿大学工学部での研修に生命科学コース1・2年生が参加しました。 近畿大学は元々は理系学部からスタートしましたが、現在では経済学部や文芸学部などもある、総合大学です。文系・理系の割合も半々となっているようでした。近代マグロに代表されるように、企業と連携してさまざまな製品開発も行っており、産学連携に力を入れている大学です。
今日の実習では最初に、医療現場でも用いられている、iPS細胞等で作製した細胞シートを支えるための、温度依存性ポリマーの合成を行いました。その後は、そのポリマーゲルに色素を吸着させた上で温度を変化させ、ゲル内の色素がどの程度放出されるかについて学びました。この原理を応用すれば、体内の目的の場所で薬の成分を放出するなど、ドラッグデリバリーシステムにおいても活用することができます。工学部の特性である「ものづくり」を意識した研修となりました。
実習に入る前に、大学内のキャンパス見学も行いました。キャンパスも新しく最先端の研究設備を見学することができたとともに、食堂やカフェなどではキャッシュレスが進んでいるといった説明も受け、大学生活をイメージすることができました。
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